お国自慢レシピ

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■材料/8〜10人分

余白用 <アパレイユ/アンチョビ風味>  余白用 <具材> 
  ■牛乳 700cc   □ジャガイモ 大6個(中7個)
  ■生クリーム 350cc   □玉ねぎ 2個
  ■ヒュメドポワソン(魚のだし汁)  80cc   □アンチョビ 適宜
  ■アンチョビ(フィレ) 4切れ   □フランスパン(パン粉用) 10cmほど
  ■胡椒 3g   □バター 適宜
  ■塩 8g   □溶けるチーズ 適宜
       □グラーナパダーノ(チーズ) 適宜


■作り方
1.アンチョビのアパレイユを作りましょう

フードプロセッサ、またはミキサーを用意しましょう。フードプロセッサに、アンチョビ(フィレ)4切れとヒュメドポワソン(魚のスープ)、塩と胡椒を入れて撹拌します。アンチョビが細かく砕けたら、ボウルに移し、牛乳、生クリームを加えてレイドル(おたま)で底からすくうように大きくかき混ぜます。


2.ジャガイモを千切りにしましょう

玉ねぎはタテに2つに切り、繊維にそってスライス。スライスした玉ねぎは、少量のサラダオイルやオリーブオイルで、しんなりして甘みが出るまで炒めましょう。ジャガイモは、5mmほどの厚さに切り、5mmほどの千切りにします。ジャガイモは水にさらしておくと、色の変色を防げます。コレで材料の準備はOKです。


3.ジャガイモを重ねていきましょう

耐熱用のグラタン皿を用意してください。容器の内側に、バターを薄く塗りつけます。 グラタン皿に、まずジャガイモの千切りを引き詰めます(画像A)。その上にオニオンソテーを散らし(画像B)、アンチョビをちぎりながら散らしていきます(画像C)。最後に溶けるチーズを全体に重ねます(画像D)。ジャガイモ、オニオンソテー、アンチョビ、溶けるチーズの4つで1つの層になります。これを3回繰り返し(3層重ね)、一番上にジャガイモを重ねます(画像E)。
作り方3


4.アンチョビのアパレイユを注ぎ、180℃のオーブンで焼けば出来上がり

アンチョビのアパレイユを、ヒタヒタになるまで注ぎ入れます。最後にパン粉をまんべんなく全体に散らし、グラーナパダーノ(チーズ)を散らします。間隔を開けながら、1cm角ほどのバターを数ヵ所に置き、180℃のオーブンで45分から1時間焼き上げれば出来上がりです。
作り方4


■料理のPOINT

One Pointアドバイス ジャガイモに、アンチョビの風味とコクが染み込んだ、ホクホクのジャガイモの重ね焼きです。フィンランドでは、よく食べられるポピュラーな料理ですが、厳密にいうとお隣の国、スウェーデンの料理。代表的なスカンジナビア料理が「ヤンソンさんの誘惑」です。なので、ヤンソンさんは、残念ながらムーミンの原作者『トーベ・ヤンソンさん』ではありません。でも「ムーミンママのお料理本/発行・講談社/サミ・マリ著」でも紹介されているほど、「ヤンソンさんの誘惑」はフィンランドでも親しまれ、愛されている料理なのです。

【ポイント1】決め手はアンチョビの塩加減! アンチョビの塩加減を見て、加える塩の量を調整しましょう。北欧ではアンチョビの汁も一緒にアパレイユに入れます。もし、北欧産のアンチョビが手に入ったら、試してみてください。またアンチョビのアパレイユ液は、アンチョビが下に沈みがちですので、注ぎ入れる直前にはレイドルでかき混ぜて均等にしてから注ぎ入れましょう。

【ポイント2】表面のパン粉と、粉チーズが焦げ、パリパリ、サクサクとした食感、中のジャガイモが生クリームと牛乳を含みしっとりホクホク。とろけるチーズが、つなぎの役目を果たしてさらにコクを深めます。このハーモニーを完成させるには、パン粉の役割は重要です。できれば、フランスパンをミキサーで砕いて、パン粉を作りましょう。香りも食感も一段と、グレードアップ。なければ、生パン粉をザルに入れて、細かく粉砕してから使いましょう。グラーナパダーノ(チーズ)は、パルメザンチーズを代用するのもいいでしょう。


■Miniコラム

ミニコラム フィンランドのお酒はベリーの香り

 森の国フィンランドでは、ベリー類が豊富。濃い紺色のブルーベリーや赤いラズベリーは、フィンランド各地で収穫でき、黄色いクランベリーはラップランドの特産物。料理のソースに利用したり、ジャムにして保存食にしたりと親しまれています。中でも北欧圏にしか生育しないクランベリーの甘いリキュールは、フィンランドならではのアルコールと言えます。

ミニコラム  写真で紹介しているのは、北欧で唯一のスパークリングワイン「エリゼ/ELYSEE」。原料は、白スグリ。スグリの爽やかな香りと、ほんのり甘い味わいで、ついつい飲み過ぎてしまいそうな美味しさ。アルコール度数は、12%(ビールが約5%、缶チューハイが約7%)としっかりしていますが、冬は寒いフィンランドでは、ウオッカの「フィンランディア」や焼酎の「コッス」など、飲めばすぐに身体が温まる、アルコール度数の強いお酒が有名です。

画像上:北欧産の白スグリで作られたスパークリングワイン「エリゼ/ELYSEE」。ほかにもベリーの香りを楽しめるほんのりとしたお酒に出会う機会があったら、ぜひ試してみて下さい。
画像下:ベリー類のジャムもフィンランドの名産。おみやげにもピッタリです。


■今回料理を紹介してくれたレストラン
ムーミンベーカリー&カフェ
住所:東京都文京区春日1-1-1
   東京ドームシティラクーア1F
電話:03-5842-6300
営業時間:
10:00〜23:00 (日祝〜22:00)
URL:http://www.benelic.com/moomin_bc/new/new.html

今にもムーミンが姿を現しそうな、温かな店内には、焼きたてのフィンランド・パンの香りが漂います。ベーカリーには、パンと一緒にスープや料理が食べられるカフェが隣接。店内には、フィンランドからの輸入雑貨のほか、ショップオリジナルの商品を販売するコーナーもあり、フィンランドをはじめとする北欧の食と雑貨の両方が楽しめるお店です。

11:00〜14:30のランチタイムには、カフェではプレートランチが用意され、スープ、キッシュと共にフィンランド・パンが楽しめます。また14:30〜17:00までのデザートタイムでは、季節のタルトなど、自慢のデザートが用意されています。さらに、ここでしか味わえない「ラピンクルタ」というフィンランド・ビールがあり、17:00からラストオーダーまで、キッシュなどをおつまみにビールやカクテルが楽しめます。

フィンランドを身近に感じられ、味わえる場所、それが「ムーミンベーカリー&カフェ」です。
レストラン
ベーカリーに並ぶパンと共に、カフェの料理もアレンジするシェフ池田裕之さん。フードコーディネーターとして、有名店のコンサルトを手がけ、人気ベーカリーを生み出しています。「ムーミンベーカリー&カフェでは、ヨーロッパ各国で研究してきた味をアレンジし、毎日食べても飽きない味を作り上げました」と池田さん。日本の気候では難しい黒パンも、見事に再現。
レストラン
店内には、香ばしいパンの焼ける香りが。本格的なライ麦と天然酵母を使用したフィンランド・パンのほか、バケットやデニッシュなども豊富。

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