お国自慢レシピ

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■材料/4人分

余白用
●有頭エビ 8尾
●アサリ 400g
●米 360g(2合)
●玉ねぎ 1個
●ニンニク 1かけ
●香草 1枝
●オリーブオイル   大さじ3
●トマト完熟 2個
●水 8合分
●塩 適宜
●カイエンヌペッパー お好みで
●ローリエ 1枚


■作り方
1.米、エビ、あさりの下準備をします。

作り方1 米はサッと、ぬかを落とす程度に洗ってザルにあけておきましょう。エビは背に切れ目をいれ、背綿を取り除き、約720ccのお湯で軽く塩茹でしておきましょう(画像A)。アサリは砂を吐かせておきましょう。水720ccを沸騰させ、そこにアサリを入れ、ゆでておきます(画像B)。

2.ソースの用意をします。

作り方2 玉ねぎとニンニクのみじん切りとローリエをオリーブオイルで炒めます。この時の火加減は弱火。次に香草の粗みじん切り、湯剥きして皮と種を取り除いたトマトを加え、よく炒めます。


3.米を煮ていきましょう。

作り方3 (2)に米を加え、軽く炒めます。次にエビのゆで汁とアサリのゆで汁を合わせ、米の量の約4倍にします。お米は2合ですから、8合分の1440ccほど。ゆで汁が足りないようでしたら、水を加えて調整しましょう。沸騰したら、弱火にして、米がちょうどよい固さになるまで煮ていきましょう。固さはお好みで!


4.エビ、アサリの具を戻せば出来上がりです。

米がお好みの固さに煮えたら、エビ、アサリを鍋に入れ、塩で味を調えます。好みでカイエンヌペッパーを加えるとさらに風味が増し、色合いも鮮やかになります。

※カイエンヌペッパー:赤唐辛子を粉にしたもの。かなり辛いです。


■料理のPOINT

One Pointアドバイス スペインのパエリアのようでもあり、イタリアのリゾットにも似ているArroz=米。日本の“おじや”のようでもあります。Maricos=海鮮。海の幸を愛するポルトガルならではの料理です。

 材料さえそろえれば、難しいことはありません。レシピには書いていませんが、材料の写真にあるようにミニ・ホタテを入れたり、イカなどをいれてもいいでしょう。

【ポイント1】米ですが、無洗米であれば、洗うこともなくラクです。また、日本の米は、煮込みすぎると柔らかくなり、粘りも出やすいので、煮込みすぎないこと。胚芽米などを利用するのもいいでしょう。

【ポイント2】エビはできれば、有頭エビを用意してください。ミソからいいダシがでるからです。なければ、頭なしの剥きエビでもかまいません。また、殻はおなかの部分だけを取り除き、頭と尻尾は付けておきましょう。

【ポイント3】アサリとエビのゆで汁が、味のポイントです。決して捨てないでください。アサリのおいしいエキスと、エビの旨みが米に含まれて、おいしく炊き上がります。

【ポイント4】調理をする鍋は、蓋つきを用意しましょう。厚手のお鍋、蓋のあるフライパン、またはフライパンにアルミホイルできっちり蓋をする。また、土鍋はおいしく炊き上がります。


■Miniコラム

幸せをもたらす、ポルトガルの伝説の鳥。
“バルセロスの雄鶏 Galo de Barcelos”


ミニコラム ポルトガルの北部に位置する「バルセロス」は、中世に作られた城壁都市。毎週木曜日には「市」が立ち、多くの人々が集まってきます。カーヴァド河のボートツアーなども人気。なかでもポルトガルのマスコット、『バルセロスの雄鶏』は有名です。お店のあちこちで、色鮮やかに彩色された雄鳥のグッズが飾られています。

 ポルトガルには、いくつか伝説がありますが、“バルセロスの雄鶏 Galo de Barcelos”も、そんな伝説のひとつ。

 その昔、ポルトガルではスペインのサンティアゴを崇拝の対象とする人々がいました。聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへ巡礼の旅を続ける男が、その途中でポルトガルのバルセロスに立ち寄り、宿に泊まりました。その男が泊まった夜、宿の主人は全財産である金貨入りの袋を盗まれてしまいました。客は何人かいましたが、その巡礼の旅をする男以外は、常連客。そのため、宿の主人は、その巡礼途中の男を「泥棒」と決めつけてしまいました。

 結局、巡礼の男は、窃盗罪で絞首刑になることに・・・・。男は一生懸命に無実を訴え続けました、しかしどうしても聞き入れてもらえません。処刑場に連れて行かれる途中で、男は裁判官への直訴を願い出ます。その必死の形相から、執行人は男を裁判官の家に連れていきました。裁判官の家では、晩餐会の真っ最中。テーブルの真ん中には、美味しそうに焼けたローストチキンがありました。男は「私は無実です。その証として、処刑されるその瞬間、このチキンがきっと鳴きだすでしょう」と言いました。

 しかし裁判官は一笑に付し、男をさっさと処刑場に引き立てるように言い渡したのです。ところが、奇跡は起こったのです。テーブルの上のローストチキンが突然立ち上がり、高らかに鳴き始めました。裁判官は、審判の間違いに気づき、絞首刑台に駆けつけました。すると首に巻かれたロープの結び目が固すぎたため、男は幸運にも一命をとりとめていました。

 男は、もちろん無罪放免され、聖地に向かいました。そして男は再びバルセロスの町を訪れ、聖母マリアと聖ヤコブ(サンティアゴ)に捧げる『十字架』を建てました。それが、現在バルセロスの考古学博物館に展示されている『14世紀の十字架』だと言われています。

画像:ポルトガルに行くと、目に付くのが『バルセロスの雄鶏』。おみやげを売っている店には、必ずと言っていいほどバルセロスの雄鶏をモチーフにした置物や、コルク栓、キーホルダーなどがズラリと並んでいます。


■今回料理を紹介してくれたレストラン
『ぺてぃすこす』
住所:東京都目黒区鷹番3-10-8-F
電話&FAX:03-3713-1788
営業時間:

ランチ12:00〜14:00
ディナー18:00〜23:30(L.O.22:30)
土日週末ブランチ12:30〜15:00
定休日:月曜、祝祭日
URL:http://www.petiscos.jp/

2003年6月12日にオープンしたポルトガル料理のお店です。オーナ兼シェフの西山理恵さんは、上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒業。ポルトガルのPOUSADA(国営高級ホテル)などでポルトガル料理を習得し、その後、雑誌などでフードコーディネータとしても活躍。念願のレストランを、実現しました。提供される料理は、素材の質にこだわった新鮮な食材を使用。そのため、メニューはその日によって変わります。また食材の味と旨味を存分に引き出し、化学調味料は一切使われていません。しかも提供される料理だけではなく、ライ麦入りの全粒粉パンやデザートもすべて西山さんの手作り。平日ランチは限定12食。日替わりワンプレートで1,050円。ランチにフルコースを食べたい人は、要予約で3,500円から(メニューは相談可)。また、ディナーは単品もありますが、3,990円、5,250円のコースが用意されています。さらに、巷で話題の「カタプラーナ鍋」の料理は1,575円〜、コースは3,990円〜。格安のポルトガルワインと共に、是非味わってみて下さい。

 ポルトガル料理に興味を持たれた方は、日本ポルトガル協会主催のポルトガル教室に足を運んでみてはいかがでしょう。もちろん教室は『ぺてぃすこす』。講師は西山シェフ。日時や講習料金は、上記『ぺてぃすこす』のURLでご確認下さい。
レストラン
アクセスは東急東横線の学芸大前駅西口から、線路脇を渋谷方面(右方向)に進んで徒歩1分。バス通りを渡ってすぐにポルトガル料理『ぺてぃすこす』が目に入ります。入り口は1階ですが、ドアを開けるとすぐに階段があり、上った2階がお店です。
レストラン
店内は16〜17人が定員。奥にはコの字型にテーブルを囲むスペースがあり、グループでの食事や貸し切りパーティにもはピッタリ。貸し切りは10名程からですが、予算や人数は相談に応じてくれるとのこと。
レストラン
ランチメニューはワンプレート、限定12食。ディナーもランチも、季節に応じた新鮮な素材を用意するため、日によってメニュー内容はかわります。ディナー前菜は単品で735円〜、スープ630円〜、メイン1,470円〜、デザートは525円〜

※文中の表示価格は、すべて消費税を含みます。画像はこの限りにありません(2004年3月撮影)。

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