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旧市街のメインストリート、 カイザー・ヨーゼフ通り
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大聖堂を取り囲むように広がるフライブルク市場
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地元の人々で賑わっています
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| 地図でいうと、ドイツの左下、フランス・スイス国境に位置するフライブルク。12世紀からの歴史を持つ人口20万人ほどの小さな街ですが、「第1回ドイツ環境コンテスト」で優勝した環境都市として知られ、今でも日本からも含め世界中から視察に訪れる人々がいるそうです。街のシンボルとして旧市街の中心にそびえているのが、1354年に着工され、1513年に完成した大聖堂です。高さが116メートルあるゴシック尖塔の内部には、螺旋状に人ひとりがやっと通れる狭い階段が336段あり、登りきった尖塔の内部からは、フライブルクの美しい街並が見渡せます。この大聖堂を囲む石畳のミュンスター広場で、月曜日から土曜日までの7時から13時まで開かれる青空市場が、今回取材に訪れたフライブルク市場です。 |
 1513年に設立された大聖堂。 尖塔の高さは116メートル |
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市場名物のフライブルガー・ブラート・ブルストウ(ホット ドック)のお店
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お花屋さんで売られている リース |
肉屋さんに並ぶいろいろな種類のソーセージ |
| フライブルク市場には、50軒ほどのお店がでています。野菜、お花、ソーセージ、パンなど地元の人の生活に欠かせない品々を扱うお店のほかにも、国境が近いフランスやスイスなどからの観光客を相手にする、お土産屋も何軒かあります。フライブルク市場で有名なのは、細長いソーセージを焼いて、パンにはさむフライブルク流のホットドック、「フライブルガー・ブラート・ヴルスト」です。ドイツ語でソーセージのことを「Wurst」(ブルスト)と、さらに、焼いて食べるソーセージをブラート・ヴルストといいます。土地によっていくつもの種類があり、「フライブルク・ブラート・ヴルスト」と言えば、フライブルク風の焼ソーセージという意味になります。市場には4,5軒のお店がでてますが、どのお店でも3.5ドイツマルク(約210円)で買うことができます。パンは小ぶりですが、ソーセージが細いとはいえ、20センチ以上とパンからはみ出てしまうほど長いので、ちょっとお腹が空いたときにはもってこいの食べ物です。観光客向けとしては、お掃除グッズのお店、ハンドメイドのおもちゃ屋、フライブルクの街並などを焼きこんだ陶器のお店、安眠できるという枕屋などちょっと変わったお店が揃っています。広場の周辺には、ホテルを兼ねたオープンカフェのレストランも何軒かあり、市場めぐりに疲れた時、行き交う人々を眺めながらの休息にはもってこいです。 |
 肉屋さんに飾られていた豚の形をした有名人のサインボード。写っているのは、女子走り幅跳びのドレクスラー選手のサイン |
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市場の一番端っこにあるお店
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お店に立つベッティーナさん
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ヴェグクラー一家の作業場
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| フライブルク市場には、ブラート・ヴルストに加えて有名なお店があります。ヴェグクラー一家が経営する「蜜蝋細工」(ロウソク)のお店です。「蜜蝋細工」というのは、中性から続くドイツの伝統工芸のひとつで、蜂蜜を採取した後の蜂の巣を原料にして作る蝋細工のことを言いますが、通常はロウソクとして作られています。特徴は、ロウソクの明かりが非常にソフトでかつきれいに光り、蜂蜜のような甘い匂いが漂い、ドイツでは特にクリスマスシーズンになると、家庭で使用されることが多いようです。ご主人のクラウスさん(47歳)と奥さんのベッティーナさん(38歳)の二人が交代で市場にお店をだしていますが、実際のロウソク作りも自分たちでやっているとのことで、作業場を見せてもらうことにしました。作業場は、フライブルク郊外の「Vogtsburg」という小さな街にあります。会社名は「ALOKE」といい、ホームページもあります。(www.aloke.de)建物に一歩入ったところはお店となっていて、この作業場で作られている様々な蜜蝋細工のロウソクが何十種類も並んでおり、その場で購入することも可能です。さらにこのお店の奥に作業場がありました。 |
 様々な蜜蝋細工の製品が展示・販売されている |
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ご主人のクラウスさんと息子のセバスチャン君(5歳)
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工房を手伝っている女性 |
繁忙期だけ使う機械 |
| 作業場には、ご主人のクラウスさんと息子のセバスチャン君がいました。クラウスさんは、20年以上前からのこの仕事を独学で始めました。以前は、パラフィン巻きのフルーツを形どったロウソクなどを作っていたそうですが、蜜蝋細工に興味が湧き、シフトしていったそうです。クリスマス前の繁忙期には機械も使って1日800本ほど作りますが、通常期は全て手作りの工程で行うので、1日100本ほどしか出来ないそうです。「お客さんのニーズに合わせていろいろ商品を開発していくのが一番大変なところかな。でも家族いっしょに働けるので幸せだよ。」とクラウスさんは、蝋を溶かしながら教えてくれました。 |
 原料となる蜂蝋のつぶ |
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各種類のロウソクの型
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溶かした原料を型に流し込む
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取材スタッフに熱心に説明してくれるクラウスさん
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| 蜜蝋細工の作り方は、原料となる蜂が作った蝋を30分ほどかけて溶かした上で、いろいろな形をした型に流し込みます。大きさにもよりますが、2時間ほど待っていれば自然に固まって完成となります。出来あがったロウソクの色はまさに蜂蜜のようですが、蜂がどういう花の蜜を採っているかで色が変わってくるそうです。奥さんのベッティーナさんは「手作りだし、原料が高くて大変です。でも市場では、毎日いろいろな人と知りあう機会があり、蜜蝋細工を喜んでもらえたり、常連客となって何度も買いに来てくれる人もたくさんいます。そういう時、この仕事をしていてよかったなぁと幸せを感じるんです」とインタビューに対し答えてくれました。脇にセバスチャン君を従え、クラウスさんは「お金持ちにはなれないけど、息子が成長したとき、蜜蝋細工のニーズがまだあって、後を継いでくれるのが夢なんだ」と語ってくれました。 |
 一本,一本手作りで原料を巻いていくと、見た目が蜂の巣のようになっているロウソクが出来上がる |
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