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 女性が頑張る市場
 いつも笑顔のワヤンさん
 陽気なクートゥッさん・左
 少々渋めに構えてみました |
■バリ島の男は働かない!?
今回のインドネシア編ではバリ島で二つの市場を取材しました。この二つの市場に共通していたのは「売り手のほとんどが女性である」ということ。重い商品の運搬なども女性がバリバリこなす姿には、感心するばかり。しかし、その脇では地面に座り込んでお喋りに夢中なバリ人男性の姿が。「力仕事は男がやるべき!」とは言いませんが、「ちょっとは手伝ってもいいんじゃない?」なんて思ったりも・・・
実はインドネシア国内でも「バリ島の男は働かない」という定説(?)があるそうで、その噂通りと言いましょうか、土木工事の現場でも女性が多く働いているのには本当にビックリしました。そんな中でも「バリバリ働くバリ人の男性(くだらないシャレではない)」を見つけました。それは今回私たちの取材でロケ車ドライバーとして活躍してくれたワヤンさんと、撮影に付き添って下さったバリ州のお役人クートゥッさんです。
早朝から夜遅くまでの「日本的労働」にも、ニコニコしながら働いてくれるワヤンさん。実はワヤンさんは本編で紹介した、プリアタン村のケチャダンサーでもあります。ケチャダンス取材の日、早朝からの市場取材に引き続き、夜に行われるケチャダンスの会場に向かいました。もちろんドライバーであるワヤンさんも私たちと行動は一緒。ですので会場に着くなり他のダンサー達と合流して準備をし、約1時間のハードな公演をこなし、終わった途端に着替えて私たちのドライバーへ戻るという、なんとも慌ただしいスケジュールをこなすことに。公演後、日本語で「チカレタヨー(疲れたよ)」と笑って言ったワヤンさん。本当にお疲れさまな毎日だったと思います。
撮影にずっと付き添ってくれたお役人のクートゥッさん。重い機材を一緒になって運んでくれたり、飛び込み撮影の交渉をしてくれたりと、どこかの国のお役人のように腕を組んで「高みの見物」することも一切なく、私たちと同じ目線で仕事をしてくれる本当に気の利く人でした。ケチャダンスの取材時、私たちが車に荷物を置き忘れ取りに行こうとすると、「ワヤンさんは忙しいので自分が車の鍵を預かってるから一緒に取りに行こう。私が君たちにしてあげられることはこのぐらいしかないのだから手伝いますよ」と心遣ってくれたりも。クートゥッさんの人柄がよく分かるエピソードです。
「バリ島の男は働かない」と言われるなか、バリの男もなかなか捨てたもんじゃない!と思わせる、働くバリ島の男、ワヤンさんとクートゥッさん。今頃はのんびりとした「バリ的労働」に戻っていることでしょう。
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