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| アテネ市内 |
お土産屋のある通り |
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| 古代遺跡、エーゲ海、白亜の家、真っ青な空と美しいイメージがあるギリシャ。ヨーロッパの最南端に位置し、ユーゴスラビア、アルバニア、ブルガリアに接し、イオニア海、地中海、エーゲ海に囲まれています。首都はアテネで、公用語はギリシャ語。世界中で使われているアルファベットは、古代ギリシャが起源です。通貨はヨーロッパ共通のユーロを使用し、1ユーロが約121.5円(2002年7月現在)です。時差は日本より7時間遅れ(ギリシャが0時の場合、日本は朝の7時)で、3月の最終日曜日から10月の最終土曜日までは、サマータイムで6時間遅れになります。ギリシャの主要産業は農業でタバコ、小麦、オリーブ、その他に貴金属や大理石も豊富に産出します。またリゾート地としても有名で、多くの観光客が訪れます。約13万2000平方キロメートルと日本の約3分の1の国土に、約1000万人が暮らしています。 国土の20パーセントは島々からなります。 |
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| アクロポリスにあるパルテノン神殿 |
1時間ごとに行なわれる 衛兵交代の儀式 |
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| 首都アテネは観光都市として有名で、市内の南にあたるプラカ地区の丘に見えるのがアクロポリス。アクロポリスは、“高い丘の上にある都市”という意味があります。高い丘の上から一望する市内の景色はまさに絶景です。数々の遺跡の中で、最も有名なのは新石器時代から既に人が住んでいたと言われ、紀元前438年に完成したパルテノン神殿です。また161年に建造されたヘロデス・アティコス音楽堂は5000人を収容でき、今でも夏にはコンサートやオペラの公演が開かれます。アクロポリスから約1キロほど東に離れた場所には国会議事堂があります。1842年に建設された宮殿を1935年に改築し、現在の姿となりました。国会議事堂の前には、1923年に起きた独立戦争の戦死者を追悼する無名戦士の碑があります。衛兵がお墓を警備し、1時間ごとに衛兵交代があります。 |
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初めてのオリンピックが行なわれた アテネ競技場 |
ギリシャ料理のアルミパイアガ−ラ |
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| 2004年にアテネオリンピックが開かれますが、第1回目の近代オリンピック(1896年)の場所となったのが、アテネ競技場です。競技場は開放されており、中はオリンピックの歴史が刻まれた石碑や大理石の客席があり、文明の発祥地ギリシャの歴史が感じられます。アテネでは多くのギリシャ料理を堪能できます。アルミパイラーガというラムチョップのギリシャ料理は、まずラム肉を板の上で叩きます。ほぐれてきたら、塩と胡椒で味付けをして網の上で10分焼けば出来あがり。後はお皿にポテトを添えれば完成です。 |
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| グリファーダ市場全体 |
トマト売りの店員 |
大量に積み上げられてたスイカ |
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| 今回取材に訪れたのは、アテネ東南部の高級住宅街グリファーダ地区にあるグリファーダ市場。毎週木曜日に開かれている青空市場です。1本の通りの両側に店が建ち並びます。多くが野菜や果物を扱うお店で、玉葱0.8ユーロ(約97円/kg)、土のついた取れたてのジャガイモ0.4ユーロ(約49円/kg)、大きなキュウリ0.5ユーロ(約61円/kg)、青々としたピーマン1ユーロ(約122円/kg))、ナス1ユーロ(約122円/kg)、日本より一回り大きなスイカ0.29ユーロ(約35円/kg)、洋ナシ1.8ユーロ(約219円/kg)、桃1.5ユーロ(約182円/kg)、ブドウ2.5ユーロ(約308円/kg)、レモン1.5ユーロ(約182円/kg)、キュウイ2.5ユーロ(約308円/kg)などが並びます。どの店にもギリシャ産の新鮮な野菜や果物が並びます。 |
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| 日本のキャベツ、サカタ |
白いナスの メリジャーネスサントリーニ |
ギリシャではどこでも見かけるオリーブ |
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ちょっと変わった果物はギリシャメロンで、1.5ユーロ(約182円/kg)。日本にあるメロンは球形ですが、ギリシャ産は長方形をしています。「ギリシャ産の果物は世界一だよ」とのこと。他にもサカタという日本種のキャベツも売られていました。値段は0.75ユーロ(約91円/kg)で品種改良により「ギリシャの気候に適したキャベツ」とのこと。サカタは薄緑色で表面がツルツルしたキャベツでした。メリジャーネスサントリーニという白色のナスも売られていました。1.5ユーロ(約183円/kg)で普通のナスと、味はあまり変わらないそうです。 ギリシャ自慢のオリーブは20種類以上揃い、値段は2ユーロ(約243円/kg)から。日本では高価で中々食卓にはあまり出されませんが、ギリシャでは、どこの家庭にも必ずと言っていいほどオリーブやオリーブオイルを置いています。スブラキ(クレープ生地に、細切りの肉と野菜をくるんだもの)1ユーロ(約122円/kg)ソーセージの入ったギリシャ風サンドイッチ2ユーロ(約243円/kg)。ナイフでソーセージに切れ目をつけて、火の通りを良くします。ヨーロッパで好まれているエスカルゴは2種類いて、3.3ユーロ(約401円/kg)、6ユーロ(約729円/kg)です。たまご屋の卵は大きさ別に、小0.08ユーロ(約10円/個)、中0.1ユーロ(約12円/個)、大0.14ユーロ(約17円/個)です。 市場は正午を過ぎると買物客が増えてきます。2時を過ぎるとあちこちで値引きが始まります。お客さんは車輪のついた籠を引きながら比較的ゆっくりと買物をしています。高級住宅街にあるので、アテネ市内にある他の市場と比べると少々値段は高いようです。 |
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| 籠を引いて買物をする |
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オレンジを売るミハイル・マイクさん (61歳) |
マイクさんのお店のオレンジ |
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| 市場で次々と売れていくのがオレンジです。瑞々しいオレンジを売るミハイル・マイクさん(61歳)。オレンジは0.5ユーロ(約61円/kg)でバレンシア(スペイン東部にある都市)種を自宅近くで栽培しているそうです。お客さん曰く「マイクさんのお店で、よくオレンジを買うよ。甘くて美味しいからね。ジュースにするといいんだ」と話してくれました。値段がスーパーなどに比べて安いのも魅力の一つだそうです。人気の秘密を探りにマイクさんの作業風景を撮影に行きました。 |
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| コリントスにあるコリントス運河 |
オレンジを摘むためのトラクター |
オレンジをもいでいく |
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| マイクさんのオレンジ畑は、アテネから車で2時間、西のペロポネソス半島にあるディメナ村にあります。オレンジの木は500本植えられています。オレンジは、実がなるまでに約4年間かかるそうです。撮影の日は、娘のラニヤちゃん(10歳)とマイクさんで作業をしてくれました。作業はオレンジ色に熟れた実を木からもいでいきます。「オレンジは葉っぱと一緒にとるんだよ。地面に落ちてしまったオレンジじゃないという証拠になるからね」とマイクさんは教えてくれました。とったオレンジを籠の中に入れていき、後はトラックに積み込むのが一通りの作業です。大事なのは、オレンジの木に週に1度適度の水をやり、害虫から守ることです。後は栄養いっぱいの肥料と太陽の光を浴びてスクスクとオレンジの木は育ちます。収穫は5月頃に始まり10月頃には終わります。 |
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| 取れたてのオレンジを絞って食事 |
木になったオレンジの木 |
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| 収穫したオレンジを自宅に持ち帰ると、妻のミハイル・ソフィアさん(48歳)が待っていました。この日収穫した取れたてのオレンジから絞ったジュースを飲み、家族団欒の一時を楽しんでいました。インタビューでマイクさんがオレンジ栽培について語ってくれました。仕事は朝の6時位から水や肥料をあげた後、オレンジをもいで、トラックに積み出荷します。出荷先の市場に行き、オレンジを売るのが毎日の仕事の流れだそうです。起床時間が早いのが最も辛いそうです。仕事の喜びは美味しいオレンジを収穫できた時と、市場で知り合いに会えた時だそうです。マイクさんは3歳の時に父親を亡くし、14歳で働き始め、ソフィアさんと32歳の時に結婚し、一人娘のラニアちゃんをもうけました。現在は500本ものオレンジを持つまでになりました。将来は海外に自慢のオレンジを輸出したいそうです。マイクさんは家族と、一緒にいる時間を大切にしているそうで、3人が談笑する姿から家族の絆の深さを感じました。 |
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