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モスクワにあるマクドナルド


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モスクワ全体 美しいと広場とも訳せる赤の広場 赤の広場の回りの要塞(クレムリン)
世界で最も広大な国土面積を誇るロシア。ロシアの国旗は、白・青・赤の横3 色旗で、白は「高潔と率直」、青は「名誉と正直」、赤は「愛と勇気」を表しています。 人口は約1億4千万人で総人口の80パーセント以上をロシア人が占め、後はウクライナ人、タタール人など100以上の民族が住んでいます。公用語はロシア語で通貨はルーブルを使用し、1ルーブルが約4.08円(2002年6月現在)です。国土面積は1700万平方キロメートルと、日本の約54倍です。その広大な国土は11の時間帯に区分されています。首都のモスクワと日本の時差は、日本はモスクワより早く、11月から3月の最終土曜日までの冬時間がマイナス6時間(日本が正午の場合、モスクワは朝の6時)で、4月から10月末までが夏時間でマイナス5時間です。モスクワは5年前に建都850年を迎えた古都であり、またロシアの政治、経済、文化の中心地です。モスクワにはロシア各地の秀才が集うモスクワ大学があります。高さ約240mの校舎は、市内にあるスターリン様式建築の中で最大の高さです。モスクワの中心部には、世界的に有名な「赤の広場」があります。ロシア語でクラースナヤ(赤)・プロシャーチ(広場)と言い、「クラースナヤ」という言葉にはロシア語の古語で「美しい」という意味もあるので、「美しい広場」とも訳せます。赤の広場の周辺では中世ロシアの代表的な建築ワリシー大聖堂と、広場に面した国立百貨店のグム百貨店が一際目立っています。

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アストラハンに流れるボルガ川 アストラハン街中 クレムリン
ロシアには世界的に誇る食べ物があります。赤カブ、肉類、トマト、タマネギなどを煮込んだ赤カブスープのボルシチ。ひき肉などの具が入った揚げパンのピロシキや、寒さを凌ぐために作られたといわれるアルコールド度が高いウォッカ。そしてチョウザメの卵を塩漬けにした世界三大珍味の一つキャビアなどです。ロシアのカスピ海から北に流れるボルガ川沿いにあるアストラハンは、チョウザメがとれキャビアの産地として有名です。川は流れが緩やかで運搬に適しており、古くから輸送路として重要な役割を果たしてきました。また美しいボルガ川から流れる幾つもの支流が、網の目のように張りめぐされています。中世のロシアでは川や湖のそば、丘の上のような軍事上の要所にクレムリン(城塞)を築きました。アストラハンにも立派なクレムリンがあり、観光名所としても有名です。

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セレンスキエ・イサーディ市場の回り 静かな雰囲気の市場  
アストラハンは豊かな緑と水があり、食材の宝庫でもあります。カスピ海とボルガ川を中心として漁師たちが集まり、自然発生的に魚類を取り扱う市場が生まれました。今回撮影したのはセレンスキエ・イサーディ市場、店舗数が約140店舗以上、川魚だけを扱う市場です。セレンスキエ・イサーディ市場アストラハンで有名な魚市場です。元々はお金持ちの商人が住んでいた土地でしたが、時が経つにつれ庶民の住む土地になりました。19世紀の終わり頃から魚市場が開かれ、徐々に発展していったと言われています。

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買い物客 燻製にされている 「ビールの魚」と呼ばれている
クラスノピョールカ
まず市場を歩いて気付くのは、ほとんど女性が働いていることです。魚は日本で見かけるような、取れたての生魚が揃うわけでもなく、活気のある掛け声も飛び交ってはいません。魚屋にあるのは、干し物がほとんどです。生魚は保存が期間が短く鮮度が落ちやすいのですが、干し物は保存期間が長いのが、お客に好まれている理由だそうです。アストラハンに来た遠方からのお客も、市場で買いに来てくれるそうで、最近ではヨーロッパなど海外からのお客さんも増えつつあるそうです。「モスクワに住んでいるのだけれど、アストラハンは美味しい魚がとれることで有名だから家に持って帰るの」と話してくれました。干し物の種類は、幾つもあります。ボルガ川でとれるシンカと呼ばれる塩漬けにされた魚で、サラダに入れて食べます。白身が柔らかいスダークや、2時間塩漬けにし、冷凍させると出来あがるレイシは1匹10ルーブル(約41円)です。白身が厚く、アストラハンでは「肉」と呼ばれているサザーンは1匹120ルーブル(約490円)、煮物か焼いて食べるそうです。細長く、燻製にされているソムは1キロ140ルーブル(約571円、以下1キロは/kg表示)。人気の干し魚はクラスノピョールカで、別名「ビールの魚」と呼ばれるほど、ビールに合い、骨が多くカルシウム十分だそうです。市場で唯一売られている生魚は、サザーンと呼ばれる鯉の一種で、アストラハンでは多く取れる魚の一つだそうです。煮物、焼き物、スープなど好きなようにアレンジできます。

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魚を仕入れに来ていた
アレクサンドル・シリアブキンさん(32歳)
漁に出る前には、
ウォッカを飲んで景気づけ
網を引く漁師達
市場内を回り、魚を吟味している男性がいました。市場で魚を仕入れに来ていたアレクサンドル・セリャブキンさん(32歳)。レストランのシェフで、料理に使う魚を仕入れにアストラハン中の市場を回ったり、また自ら漁に出たりもするそうです。アレクサンドルさんは1匹1匹を魚を手に取り、丁寧に吟味していきます。「明日は漁に出るから一緒に見に行こう」と誘いを受け、アレクサンドルさんに連れられて漁に行きました。月に3回は漁に出て、レストランに出す食材をとりに来るそうです。アレクサンドルさんには多くの漁師仲間がいて、彼らと一緒に漁をします。漁師さん達は長さ2キロメートルの網を使い、約40分の漁を1日6回します。漁は1週間交代でシフトするのが基本だそうです。「漁で家族を養っていくのは、大変だよ」と、皆口を揃えていました。漁師さん達は、ベットだけが幾つも並んだ簡素な部屋の中で集団生活をしています。そんな彼らの娯楽は小さくボロボロになったビリヤード台でビリヤードをするのと、皆で漁で取れた魚を食べながらウォッカを飲むことだそうです。「ここ数年は密漁者が大量に魚をとるので、収穫漁が落ちてきているんだよ」と漁師さんは嘆いていました。撮影日には雨に降られ、悪天候の中の漁でした。最初に船で長さ1キロの網を川中に入れていきます。船が一通り網を入れ終ると、一斉に網を引いていきます。しばらく網を引いていくと、殆ど魚は掛かっていなく漁師さん達もあきらめ顔でしたが、網の一番最後に大きな魚が掛かっていました。魚の種類はオショートルと呼ばれるチョウザメでした。残念ながらキャビアは取れませんでしたが、体長は約170センチで体重50キロと大型で、「こんなに大きなチョウザメは滅多に取れないんだ、嬉しいね」とアレクサンドルさんは感激していました。
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取れた魚を手に満足そうな
アレクサンドルさん

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黙々と調理するアレクサンドルさん チョウザメを使ったスープ 明るく、楽しく生活するを
モットーにしているアレクサンドルさん
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漁が終わり食事をとる
漁の後にはアレクサンドルさんの働くお店、カフェ・バロンに行きました。店内は落ち着いた雰囲気で、地元で食にこだわる人達が多く集まるそうです。取材日には、漁でとれたチョウザメを使ったウハーと呼ばれるスープの料理を作ってくれました。調理をするアレクサンドルさんの姿は、漁の時とは別人のように、真剣な表情に変わりました。シェブリョーガというチョウザメの一種を使い、ジャガイモに塩、胡椒、香辛料を使用します。アレクサンドルさんのオリジナルは、トマトを使い酸味をだすことです。料理はチョウザメの肉に噛みごたえと絶妙なトマトの酸味が絶妙なバランスを作りだし、最高の味でした。アレクサンドルさんは、5歳の頃から父の影響で釣りを始め、次第に魚に対して興味を持ちだし、20歳になってからシェフの道を選びました。「美味しい魚を味わって欲しい」と気持ちは誰よりも持っているそうです。漁は料理に使用する魚をとるのと、生活のストレス発散にもなっているそうです。ボルガ川でとれる魚は、柔らかくて最高と語るアレクサンドルさん、将来は「明るく、楽しく生活する」をモットーにアストラハンで暮らしていきたいそうです。最後にアレクサンドルさんは「アストラハンに来たら是非とも魚料理を堪能してください」と話してくれました。



 

ロシア「セレンスキエ イサーディ市場」
アルバム
   市場のセレクト写真集
見所紹介
   市場を通して見えてくるものは?
番組内容
   セレンスキエ イサーディ市場
   をご紹介
制作こぼれ話
   撮影現場の裏話満載!
市場で働く女性
   老いも若きもがんばってます
お国自慢レシピ
   簡単でおいしい逸品を伝授します