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| 上海にあるマンション街 |
ヨーロッパ風の建物が並ぶ 外灘(バンド) |
上海のレストラン入り口 |
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| 中国は約13億人と世界最大の人口を有し、その数は世界総人口の約5分の1に相当します。56の民族から構成されますが、人口の90パーセント以上は漢民族です。日本との時差はマイナス1時間です。21世紀の主役といわれる中国で、上海は代表的な国際都市です。人口は1600万人以上(2002年3月現在)で、発展に伴って街並の移り変わりがはやく、いたる所で新しい建物と古い建物が、共存しているのを見かけます。近年の上海は欧米や日本など外資系企業の進出がめざましい場所でもあります。中国の通貨は「人民元」、大きい方から元(ユェン)、角(ジャオ)、分(フェン)という 3つの単位があります。10分が1角、10角が1元です。円との両替レートは、1元が約17円です(2002年3月現在)。なんといっても上海の名物といえば上海蟹。その上海蟹で有名な銅川水産市場(トンツェン・スイツァン・シー・チャン)は1996年に設立されました。もともとはバラバラに立っていたのが統合され、今の巨大水産市場が誕生しました。昨年の国内水産市場ランキング第3位で、年間取引量は7万3千トン、約27億元(約459億円)の取引量があります。大小700もの店舗が24時間開いており、眠ることを知らないエネルギュシュな市場です。 |
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| 銅川水産市場(トンツェン・スイツァン・シー・チャン)看板 |
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| 種類豊富な貝 |
籠に入ったヘビ |
日本では天然記念物の カブトガニも |
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| 品定めするお客 |
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市場は深夜と朝早くが一番賑わいますが、それ以外の時間帯はどこか喉かな雰囲気が漂っています。取り扱っている商品は、エビ、貝、クラゲなど様々です。中国では薬用、薬膳として考えられているスッポン、これが1匹60元(1000円)と破格の安さです。容器の中で目だけをギョロギョロとさせて身動き一つしない牛蛙が1匹8元(約136円)。日本では見られないタウナギも売られていましたが、その大きさはドジョウとウナギの中間くらいでした。味がサッパリとしていると評判のクラゲは500グラム30元(510円)から。活きの良さが売り物の川エビ、店員さんが手掴みで取り分けていました。籠に入っていても出てきそうで、少し心配になるのが大王ヘビ。毒蛇ではないのでペットにする人もいるそうですが、やはり不気味です。その肉は胃や腸に効くそうで、スープに入れて食べます。味は鶏肉に似ているそうです。日本では天然記念物のカブトガニも売られていました。大きさにもよりますが、1匹20元(34円)から30元(51円)でした。甲羅は食べられませんので、中の肉を炒めて食べるそうです。現地の人たちの商売上手と駆け引きの上手さはよく知られていますが、その一端を市場でも見ることができます。お客さんは目利き揃いで値下げ要求は厳しく、店員さん曰く「何かにつけ、半ば強制的に値引きを要求するので大変だよ」とのことです。現にあるお客などは、沢山買うから安くしてと言ったり、魚のお腹に溜まっている水をちゃんと出してから計量してと、さも値引き要求するのは当然といった感じで値段交渉をしていました。 |
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| 作業をする張雲龍さん(チャン・ウンリュウ 47歳) |
手馴れた手つきで蟹を縛る |
紐で縛られた上海蟹 |
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| また、銅川水産市場は別名「蟹通り」と呼ばれるそうで、数多くの上海蟹が見られます。市場の5分の1は上海蟹を扱っているお店です。その中でも繁盛しているのが、張雲龍さん(チャン・ウンリュウ 47歳)のお店。蟹は大きな物でも手の平サイズで、甲羅は10センチ位。生きた蟹をヒョイッと手に取り、紐で胴体の縦と横をグルグルに巻きに縛り付けて出来あがり。紐で縛ると蟹の生存率が高くなるのだそうです。市場に週何度も来る常連客曰く「ここの市場は選りすぐりの蟹を運んできているので、サイズが大きく値段も安いくて美味しいよ」と上機嫌に話してくれました。上海蟹は、店にもよりますが1匹約35元(595円)で、500グラム約120元(2040円)が相場の目安です。 |
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| 箱詰めになった上海蟹 |
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| 料理に集中するチャンさん |
茹でた上海蟹 |
上海蟹の炒め料理 |
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| 豪華な中国料理 |
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2種類の上海蟹料理を張(チャン)さんに調理してもらうことになりました。チャンさんは蟹を手にすると、目の色が変わり真剣に料理を始めました。それだけ上海蟹に対してこだわりがあるのでしょう。まずは上海蟹の炒め物で、材料は蟹の臭みをとるための生姜と、味付けに紹興酒と砂糖に塩、最後にトロ味をだすために片栗粉を使用します。次は、上海蟹を茹でた料理。まず生きた蟹を紐でしっかりと結び、シソの葉を入れて、沸騰したお湯で茹で上げます。約15分程茹でると、青黒い甲羅は吹き上がる湯気の中で真っ赤に変わっています。単純な調理法ですが、上海蟹の美味しさをそのまま味わえる一品です。蟹は中身が引き締まっていて美味しく、何より蟹味噌は頬っぺたが落ちそうな位に格別な味です。 |
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| 蟹の入った荷物を見守るチャンさん |
チャンさんへのインタビュー |
上海蟹 |
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| チャンさんは文化大革命の頃は国策で農業を営んでいましたが、20歳になって上海蟹の商売を始めました。上海蟹の美味しさには絶対の自信があったので、必ず成功すると思っていたそうです。初めは思考錯誤の連続でしたが、失敗を繰り返すことで仕事のコツを覚え、「失敗を経験することで初めて成功の道筋が開ける」と悟ったそうです。一度、上海蟹の養殖で大失敗をしましたが、それも今ではよい経験になっているとのこと。商売のコツを掴んでからは順調に業績を延ばしてきました。成功の秘訣は、良質の蟹を出荷できるようになったことです。上海蟹は湖で捕獲するのですが、流域によって蟹の育ちに大きな差がでるそうです。チャンさんは、栄養満点で美味い蟹が育つ流域を見つけ、それを出荷できたことで大成功を収めました。お店も今では従業員27人を雇う程になり、3LDKの豪華な高級マンションで暮らしています。大量に質の高い蟹を出荷し、売上が増えると、やり甲斐を感じるそうです。将来は事業を拡大し、さらなる成功を夢見ているそうで、「日本の皆さん、いつでも良質の上海蟹をご紹介致しますので、是非ともいらっしゃって下さい」と語ってくれました。 |
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| 上海蟹を紹介してくれたチャンさん |
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